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  サンプリングCD&CD-ROM【アイ・ラブ・チベット/I LOVE TIBET】ACID/REX2/WAV/AUDIO
2006年12月25日、新しいサンプリングCD-ROM「アイ・ラヴ・チベット」が誕生しました。チベット仏教音楽に用いられる楽器群やチベットの人々に愛される唄と演奏を収録した、ディスカバリーサウンドの最新作です。

今回は、グローバルに活躍されている多才なアーティスト、“Nicolas Farmakalidis”と“Catherine Duc”のお二人に、そのチベット・サウンドを実際にお試し頂きました。
ニコラス・ファーマカリディス   キャサリーン・ダック
音楽プロデューサー、作・編曲家、エンジニアと多彩な顔を持ち、様々なスタイルのアーティストをプロデュースしているNicolas Farmakalidis。彼は「Jupiter」で鮮烈なデビューを果たした歌手“平原綾香”の姉“Aika(アイカ)”のデビューアルバムをプロデュースしたことでも知られています。今回、自身の音楽世界観とチベット音源について語ってくださいました。


 いろんな異なる国・文化の音楽を聞いて、理解を深め、学ぶ。

 これは、僕がいつも関心を持っていること。

 音楽にはたくさんの「色」がある。
 そういった様々な「色」に触れることは、音楽プロデューサーにとってとても大切なことだと僕は信じている。たくさんの「色」、つまり、いろんなジャンルの音楽や異なる世界感をもつ音楽に触れることで、僕たち音楽プロデューサーはいつもユニークで新鮮なサウンドを生み出すことができるんだ。

 先日、ディスカバリーサウンドからリリースされたばかりの「アイ・ラヴ・チベット」というサウンド・ライブラリーを試す機会があった。手にしたのは、チベット・サウンドがAcid、Wav、Rex2、Kontakt、Batteryといった複数フォーマットで収録されているCD-ROM。チベットの音楽と文化を物語る素晴らしいムービーも特典収録されていた。レコーディングのクオリティはお見事!音源はとてもクリーン、コンテンツは細部にまで詳しく収録してあり、さらに構成が非常に丁寧であった。

 作品の中身はというと、「打楽器、弦楽器、管楽器、寺院の音源(仏教音楽に重用される楽器群)、ヴォーカル」にカテゴライズされ、各カテゴリーにはいろんな楽器の音源やループ素材など、様々なKeyやテンポで振り分けられている。

 最初に試したのは弦楽器。
 「Dranyen」は、低音域にはじまり高音域に終わるといった具合に4つのセクションにカテゴライズされていて、本当に素晴らしい音色。このサンプルは非常に細かいところまで収録されていて、1音符、2音符、そして弦のはじき方まで多種多様に楽しめる。これは、様々な運弓法や運指法の違いに気が付くほどとっても明瞭なサウンド。

 次に試したのは管楽器。
 実は、今までフルート音源をずっと探してきたんだけど、コレだって心底思えるような音色には未だ出会えていなかった。たいていのフルートサンプルは深みのない作りもの(フェイク)ばかりだったし。でも、今回ついに「チベット・フルート」と呼ばれるパーフェクトなフルートサウンドに出会ったんだ。サンプルはC、F、D#、A#のキーだけ。でも、繰り返して言うようにサンプルのクオリティは抜群なので、状態の良いサンプラーに通せば音源のもつ「色」や「雰囲気」を全く変えることなく音色の幅を広げることだってできる。
Nicolas Farmakalidis
ニコラス・ファーマカリディス
米国を拠点に活動している、音楽プロデューサー/
作・編曲家/エンジニア。

彼の生み出すジャズやクラシック音楽は、特に高き才能・創造性を発揮。2006年、Aikaの日本初ライブでプロデューサー、アレンジャーとして活躍した他、彼女のデビュー・アルバム「Ai-Wo」(TrueBlue/東芝EMI 2006)では、プロデューサー、アレンジャー、エンジニア、ミキサーを担当した。


www.sonicbids.com
/neilaproductions

myspace.com/neilaproductions


■ディスコグラフィー:
Aika
Ai-Wo
Aika

Ej Labb
80,000 Reasons
Ei

Oli Rockberger
Hush Now

Romain Collin
Absolute One& Absolute Too
 試聴するとわかるんだけど、チベット音楽はとっても複雑(カテゴリー「寺院アンサンブル」のサンプルを聞いたら、この種の音楽をどんな風に使えば良いのか発見できるかも)。ピッチに安定性のない楽器が多いから和音と組合せて使うのは難しいけど、例えばそういった音源をドラム・ループの前に単独で置いてみたり、SFXと一緒に使ってみたりするのも面白い。音源を聞くと最初は使い方が難しそうに感じられるけど、色んな新しい音楽づくりのアイデアを投げかけてくれる見事なサンプルだと思う。それに、パーカッション・ループは複雑なリズムで活用法が難しく感じられるけど、ループを組み合わせて編集することで、自分だけの「ポケット・ループ/グルーヴ」を作り出すことだってできるし、使い方を考えれば何だってできる。

 それから、チベット音楽の重要な要素は「打楽器」にあるってことにも気が付いた。このコレクションで耳にした打楽器は、技術の高い奏法で生み出された温かみのある音色が数も種類も十分に揃っていて、チベット楽音のなかで打楽器がどう在るべきかを物語っているような感じ。強弱もピッチも幅広いサウンドが並んでいる。サンプルはソフトな音からハードなワンショット、それから、様々な技術を駆使した奏法(スタッカート、ロング・ショットなど)も魅力。見事なまでに種類・数共に豊富だ。

 最後に、このライブラリーには魅力的な要素がもう一つ。
 それは、Voxカテゴリー。女性、男性、子供の唄のほか、男女の語り、フレーズまで収録されていて、単語やフレーズの翻訳はファイル名でチェックできる。

 「アイ・ラヴ・チベット」は、異なる音楽スタイルや「色」に触れ、常にフレッシュなサウンドを作り出そうとしている音楽プロデューサーにとっては必須アイテムだと思う。こんなにも素晴らしいサウンドコレクションを生み出したディスカバリーサウンドに、心から賞賛を!

ケルトにエスニック、エレクトロニカといった様々なジャンルから影響を受けて自分らしさを音楽で表現する、オーストラリアの女性アーティストCatherine Duc。チベット音源についてショートレビューをいただきました。


 「アイ・ラヴ・チベット」はレコーディングのクオリティがとても高く、楽器やヴォーカルの種類も豊富。コンテンツはバランス良く構成されていて使いやすいですね。収録されているサウンドは、目の前で楽器の生演奏が繰り広げられている感覚に陥るほど実にリアル。リスナーはチベット文化を体いっぱいに感じられると思います。

 このライブラリーで私が特に気に入ったのは、お経と弦楽器のサンプル。こういったサウンドは、ワールド・ビートやサウンドトラックのプロデューサーにとって必須アイテムと言えます。私も、勿論そういったジャンルに取り入れてみたいですし、エレクトロニカやアンビエント系にも試してみたいですね。このチベットサンプル、次のニューアルバムに是非取り入れてみようと思ってます。
Catherine Duc
キャサリン・ダック
 ケルト、ワールド、エレクトロニカなどの音楽ジャンルから影響を受けながらアンビエント・ミュージックの作曲を手掛けているオーストラリア出身の女性ミュージシャン。エレクトロニカ・アルバム「Visions and Dreams」(2005年リリース)では、様々な音楽から影響を受けて表現した彼女の楽曲が楽しめる。
 ここ数年、彼女の受賞経歴は膨らんでいくばかり。2006年12月には、第16回インターナショナル・ロサンゼルス・ミュージック・アワード(International Los Angeles Music Awards)を受賞。彼女が生み出すメロディーはスリリングで包括的、壮大的な印象を与えると好評。

http://www.catherineduc.com


■「Visions and Dreams」の収録曲を試聴 >>> 
http://www.catherineduc.com
/songinfo.htm
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