最近、時代の流れの中でちょっとしたインドブームが再来。過去にも様々な音楽のジャンルでインドサウンドが巧みに使用され注目を集めてきました。
以前から本場のインドのライブサウンドを体感出来るサンプルはないかと探していました。そんな私の願いを叶えてくれたのがAcid,Wav,Rex2,Kontakt,Batteryフォーマットを搭載した I500以上ものファイルが収録されているIndia Surprise。興味をそそるネーミングも単純ではあるけれどもインパクトがありました。
クリエイターである私が、サンプルを購入する際、判断材料の基準にしていることが3つほどあります。まず、クオリティが高いこと。そして、バラエティが豊かであること。さらに値段がリーゾナブル(手頃)であることなどが挙げられます。India Surpriseは全ての面でバランスが取れているだけでなく、どの音にもディーテールにこだわった完成度の高いサウンドであることには間違いありません。シンプルな曲もこのサンプルひとつでいかに効果を生むか。使い方次第で創作の幅も広がるのです。
現在、高い頻度で活用しているNative Instrumentsの中で、このサンプルはKontakt2では44.1k/16-bit と96k/24-bit に対応し、Battery3では44.1k/16-bit.にも対応、サンプルデータも簡単に読み込み可能であり、同様にReasonのDr.Rexでも音程を変化させずどんなテンポでもピッチを変化させることなく音源を使用出来ます。
更にそれに加え、StringsだけでもSitarを含め7種類、Percussionだけでも10種類もあり多種多彩で、音響的にも卓越したリバーブ設定そしてベロシティーに対する音量の変化も柔軟にコントロール出来ることが最大の魅力だと感じます。特にMoorsingとSitarは 楽器の生きた音を追求した理想的なサウンドであり、サンプラーで自由自在にサウンド 操ることが可能です。 |
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飯利友季子(いいりゆきこ)
東京出身|米BMIのシンガー&コンポーザー|シカゴ在住
2007年秋、ドイツのジャズ・エレクトロニカ系レーベルLemongrass musicからコンピレーションアルバム"Lemongrass Garden Vol. 2"がリリースされる。アメリカ、ヨーロッパでは9月28日、iTunesでは10月16日からリリース。日本でのリリースは2008年春。
広河隆一によるドキュメンタリーフィルム"NAKBA"(120分)の音楽担当。(2008年3月劇場公開予定)サウンドトラックもリリースが予定されている。詳細は Yukiko IiriのオフィシャルHPへ。
Yukiko Iiri Official Website
http://www.yukikoiiri.com/
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